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古民家再生-日本の伝統の技を学ぶ

2015年8月24日

土曜日の昼から兵庫県のヘリテージマネージャー講習会に参加してきました。

で、こんなもの組立ててきました ↓ ↓


古民家改修

社寺などで使われる昔ながらの木組みの方法を学んできました。

伝統的な仕口を使った模型を組み立てて、そして解体して。

また模型をスケッチして・・・。少し、マニアックでしたが、

勉強になりました。

 

ところで、ヘリテージマネージャーって何でしょうか?

 

事の始まりは、阪神淡路大震災にさかのぼります。

当時たくさんの建物が全壊、半壊して取り壊されていく中で、

「指定文化財」に認定された建物は全壊であっても、修理されました。

 

そして、今も保存されています。

例えば、旧神戸居留地十五番館もそうですね。

復元

 

この建物、震災で完全に崩壊してましたが、国・県・市からの補助を受け復旧工事を開始。

倒壊前の部材70%を使用し、また文化財修理では今まで見られなかった免震工法を採用してるんです。

 

しかし、同じように歴史的に価値のある建物であっても、「指定文化財」の認定を受けていなければ、

有無を言わさず取り壊されてきました。

(あの震災で、数多くの歴史的建築物が取り壊されたようですね。)

 

このままではいけないという事で、兵庫県が全国に先立ち、

歴史文化遺産活用推進員(ヘリテージマネージャー)の養成を始めたわけです。

 

ヘリテージマネージャーの役割は、

指定文化財になっていない価値のある建築物を探し出し、それを消滅させない事。

具体的には、「登録有形文化財」にするように、市町教育委員会に申請を進言することです。

うーん、難しいですね。。

 

ヘリテージマネージャー = 価値のある建物を発見し、残していくように市・町にお願いをする人

こんな感じでしょうか。

 

私は大阪ですが、大阪にはまだこの制度がないので、こうやって兵庫の講習会に

参加させてもらっています。

 

で、全14回の養成講座中ということで、今日は3回目。

前2回は棟上げ・打合せで参加できませんでした(´・ω・`)

出遅れましたが、頑張ります!!

 

そして、古い建物の活かし方をしっかりと学んで、

古民家再生・リフォームにも取り入れていきたいと思っています(^^♪

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